スポーツ心理学の世界的な権威である国立台湾師範大学の張育愷(チャン?ユカイ)スポーツ?レクリエーション学部特聘教授らが9月29、30日に澳门皇冠体育_皇冠篮球比分-赌场*官网を訪れ、両大学による学術?文化交流会が開催されました。

学術?文化交流会を開催した澳门皇冠体育_皇冠篮球比分-赌场*官网と国立台湾師範大学のメンバー

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張教授は同大学の身体活動?認知神経科学研究室の所長で、台湾の体育学会会長、アジア?南太平洋スポーツ心理学会副会長、国際スポーツ心理学会会計を務めています。これまでに『Sports Medicine』や『NeuroImage』などの一流誌に170本以上の学術論文を発表し、その業績は世界のスポーツ科学分野におけるトップ2%科学者に選出されました。米国国立運動学会の国際フェローに選出されるなど、スポーツ心理学の世界的権威として高く評価されています。
一方、大体大はスポーツ科学部にスポーツ心理?カウンセリングコースを備え、全国でも最多の6人の教員が所属。全国トップクラスのスポーツ心理学の研究拠点となっています。
張教授は大体大の下河内洋平教授(スポーツ医学、臨床バイオメカニクス)と米ノースカロライナ大学グリーンスボロ校の大学院博士後期課程でともに学んで20年来の親交があり、下河内教授と大体大の土屋裕睦教授(スポーツ心理学)に「大学院生とともに訪問して交流したい」と提案があり、学術?文化交流会が実現しました。

国立台湾師範大学の張育愷スポーツ?レクリエーション学部特聘教授
国立台湾師範大学の一行は張教授と事務補佐の方1名、大学院生7名の9名。29日は神﨑浩学長を表敬訪問した後、下河内教授の案内で、実験室ツアーに参加しました。スポーツ心理学実験室、生体機能実験室、バイオメカニクス実験室、スポーツ栄養学実験室、総合実験室、スポーツ医?科学実験室を視察し、トレッドミル(ランニングマシン)での測定などを体験した。また、各クラブの練習も視察した。
30日はメーンイベントとなる研究交流会が大会議室で行われました。日本スポーツ心理学会会長を務める土屋教授が開会のあいさつをし、下河内教授が張教授の業績を紹介。張教授が基調講演を行いました。

大会議室で開催された研究交流会
続いて、両大学の大学院生による口頭発表に移り、スポーツ心理学を中心に13名が4分間ずつ報告。中会議室では、両大学によるポスター発表も行われ、記念品の交換や国立台湾師範大学の大学院生による創作ダンスの披露、記念撮影などを通して交流を深めました。
昼食をはさんだ午後は体育館に場所を移し、中国拳法の達人で2015年世界武術選手権大会銀メダリストでもある張教授による中国拳法のワークショップを実施。張教授の指導で大学院生や学部生、教員らが型に取り組み、白井麻子教授(舞踊学)がアシスタントを務めました。
その後、国立台湾師範大学の一行は剣道と柔道の授業に参加しました。柔道の授業では、柔道部主将による模擬授業が行われ、一行は礼法、受け身、投げ技、体捌きの練習を行った。剣道の授業では、剣道部男子の監督を務める村上雷多講師(武道論)の指導で、竹刀を振りました。
さらに、柔道と剣道のクラスが合同となり、学内の希望学生も見学に加わって、日本の武道と中国拳法のデモンストレーションが行われました。デモンストレーションは剣道、柔道、中国拳法の順で行われ、それぞれ村上講師と剣道部員、柔道部男子監督の生田秀和准教授(コーチング学)と柔道部員、張教授と台湾から大体大大学院に留学している潘政親さんによって披露されました。

神﨑浩学長と張教授が記念品を交換した

バイオメカニクス実験室でトレッドミル(ランニングマシン)を使った測定を体験した

総合実験室を見学

スポーツ医?科学実験室を視察

開会のあいさつを述べる土屋裕睦教授

両大学の大学院生が口頭発表に臨んだ

司会を務める小菅萌准教授

張教授の業績を紹介する下河内洋平教授

中会議室で行われた両大学によるポスター発表

ポスター発表

国立台湾師範大学の大学院生が創作ダンスを披露した

中国拳法のワークショップ。張教授が指導した

中国拳法のワークショップでアシスタントとして参加者を指導する白井麻子教授(右端)

ワークショップには多くの学生も参加した

剣道の授業で竹刀を振る台湾の大学院生

柔道の授業では、柔道部主将による模擬授業などが行われた

柔道、剣道のクラス合同で、日本の武道と中国拳法のデモンストレーションが行われ、張教授が中国拳法を披露した
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